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脱毛症

脱毛症のイメージ

AGA以外にもさまざまな脱毛症があります。ここではそれぞれの詳細について解説致します。

円形脱毛症

【円形脱毛症のデータ】
円形脱毛症の特徴は以下の通りです。基本的には、治療をしなくても治ることがほとんどです。
・人口の1〜2%に発生
・男女比は1:1
・同一家族内の発生率は20%
・一卵性双生児では2人ともなる確率が55%、二卵性双生児ではほとんどが一方のみ
・遺伝的要因が強いと考えられている
・小児期の発症が多い(15歳以下が1/4を占めている)

【円形脱毛症の進行について】
円形脱毛症は治ることがほとんどですが、以下のように症状が進行する場合もあります。
・小型単発円形脱毛症(10円玉程度の脱毛が生じる)
・多発性円形脱毛症(脱毛が複数でき、脱毛部同士が繋がる)
・全頭型円形脱毛症(髪の毛のみが全て抜け落ちる)
また、ひげ・すね毛・陰毛などが抜け落ちる重度の円形脱毛症を、汎発性円形脱毛症と言います。

【円形脱毛症の原因】
円形脱毛症の原因は、ストレスと言われることが多いですが、ストレスが円形脱毛症を発生させるというのは、医学的に証明されていません。ただし、ストレスが生じると身体に何らかの影響が出ることはわかっています。例えば、自律神経に失調状態が起こったり、免疫力が低下したりなどです。現在、円形脱毛症の原因は、自己免疫性の疾患だと考えられています。自分の髪の毛をなぜか異物として捉えてしまい、攻撃してしまうのです。しかし、なぜ自身の髪の毛を攻撃するのかは、現状ではわかっていません。

【円形脱毛症の症状】
円形脱毛症は、境目がはっきりしている脱毛症です。一気に髪の毛が大量に抜けることもあります。脱毛している部分の皮膚は、周囲よりも凹んだ状態になっており、5年以内に40%程度の人が再発を経験すると言われています。

【円形脱毛症の治療】
円形脱毛症の治療には、一般的に下記のような方法が挙げられます。
・ステロイド外用薬
・塩化カルプトニウム(フロジン)
これらの治療でも治らない場合には、雪状炭酸圧抵療法・液体窒素療法・副腎皮質ステロイドの局注・PUVA療法などを行います。また、比較的副作用の少ない、局所免疫療法も普及してきています。

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トリコチロマニア(抜毛癖)

トリコロチロマニアは抜毛癖・抜毛症のことです。無意識のうちに髪の毛を抜いてしまう症状で、円形脱毛症だと思っていた人が、トリコチロマニアだった場合も多くあります。

【トリコチロマニアの背景】
トリコチロマニアの特徴は以下の通りです。
・人口の0.5〜2%がトリコチロマニアというデータもある
・幼稚園児〜小学生に多く、特に小学校高学年の児童に多い
・患者に知能低下は見られない
・大人しく内向的な性格の人に多い
・女性に多い

【トリコチロマニアの原因と所見】
トリコチロマニアは、ストレスや不安が原因と考えられてきましたが、最近では神経細胞と脳のコミュニケーションの一部に支障があるために生じるという説が有力です。脱毛部分は、手の届きやすい前頭部に多く、利き手側に偏っているため、直線上の脱毛斑になります。この場合、毛の太さも普通で、毛が抜けやすいなどの症状はありません。

【トリコチロマニアの治療】
トリコチロマニアの治療は、薬や育毛剤を使うことはありません。専門医や心理カウンセラーの指導を受けながら、治療をしていくのが一般的です。精神科の治療となりますので、向精神薬などを処方することもあります。

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症とは、出産後3ヶ月頃から気づくびまん性の脱毛症のことです。妊娠・出産による女性ホルモンの分泌量の変化が原因で生じます。出産から半年程度で自然に治癒することが多いですが、父親が重度のAGAの場合は、分娩後脱毛がきっかけとなり疎毛となる可能性もあります。特に、前髪・生え際・つむじあたりに症状が出ることが多いです。

【分娩後脱毛症の原因】
妊娠後期〜出産間近になると、女性ホルモンの分泌量が多くなります。女性ホルモンには、髪の毛の成長期を伸ばす働きがあるため、この時期には一時的に抜け毛が減ります。しかし、出産後には女性ホルモンの分泌量が正常に戻るため、成長期を終えていた髪の毛がいっせいに休止期に入り、抜け毛が増えます。これが、分娩後脱毛症の原因です。基本的には、一生続くものではなく、時間の経過とともに自然に治っていく脱毛症のため、特別な予防方法や対策方法はありません。どうしても気になる場合には、美容室で上手な隠し方やおすすめのヘアスタイルなどを教えてもらうと良いでしょう。

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甲状腺機能低下症による脱毛

甲状腺機能が低下すると、脱毛が生じる場合があります。甲状腺機能が低下することで、皮膚が乾燥したり、毛髪がもろくなったりします。結果として、びまん性の脱毛症が起こります。甲状腺機能低下症の患者様の中で、約50%に脱毛が見られると言われています。

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感染症による脱毛症

以下のような感染症が原因でも、脱毛症が生じます。ただし、これらの感染症が原因の脱毛症はそれほど多くはありません。
・皮膚糸状菌によるケルスス禿瘡​
・ブドウ球菌などによる急性深在性毛包炎
・慢性膿皮症​
・梅毒性脱毛
・ハンセン病の脱毛​
・ヘルペスウイルスによる帯状疱疹

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薬剤による脱毛症

代表的な薬剤による脱毛症といえば、抗がん剤によるものでしょう。抗がん剤は悪い細胞だけでなく、良い細胞にも影響が出てしまいます。特に新陳代謝が活発な細胞に対して作用するため、骨髄に大きな影響を与えます。すると、白血球が作れなくなり、免疫力が落ちるため、隔離された病棟で入院する必要があります。また、髪の毛も新陳代謝が活発な細胞のため、影響を受けやすいです。髪の毛は月に1cm程度伸びますが、身体の中で月に1cm伸びる部位は他にはないでしょう。このことからも、髪の毛の新陳代謝が活発ということがわかります。そのため、抗がん剤を投与することで脱毛が起こるのです。

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