女性の薄毛や
抜け毛の原因とは!?
女性の薄毛は主に、血流の低下やホルモンバランスの乱れなどが原因になっていることが多いのですが、ストレスをはじめ、他にも遺伝的要素を含め様々なものが原因として関与しています。日常的なことでいうと、たばこは吸わない、過度な飲酒は避ける、栄養バランスに気をつける、質の良い睡眠をとる、過度なダイエットはしないなど気を配っていただきたいことはたくさんあります。いずれにせよ、女性の薄毛の原因は1つではありません。様々な要因が重なり合って薄毛になると考えられていますので、今一度ご自身の生活習慣などを見直してみましょう。
年代でみる薄毛・
抜け毛の原因
女性の薄毛の原因は複数あり、また、年代によっても異なります。比較的若い世代であれば、偏った食事・ムリなダイエット、誤ったヘアケアによる頭皮環境の悪化など、中高年であれば女性ホルモンの減少、強いストレスなど。そのため、年代によって対処方法も異なります。

ヘアサイクルからみる
女性の薄毛・抜け毛の原因
髪の毛が成長する過程の「成長期」ですが、ヘアサイクルが正常だと、この期間が2〜6年程度あります。どんな髪の毛にも、成長が止まる「退行期」があり、「休止期」で抜け落ちます。そしてまた次の毛が生えてくるのです。男性の場合は、成長期が短くなり髪の毛が細く短くなる「男性型脱毛症(AGA)」を発症することが多いですが、乱れたヘアサイクルの状態の場合、女性は休止期が長くなります。そのため、髪の毛が抜けた後なかなか生えてこないという状況におちいってしまいます。このようなヘアサイクルの乱れも女性の薄毛原因の一つです。

女性の薄毛原因を
セルフチェック
「最近、抜け毛が増えた」「髪のボリュームが減った」と不安を感じた方は、まずはセルフチェックをしてみましょう。分け目が目立つ、つむじが薄くなった、などの変化はありませんか?早期発見・早期相談・早期治療が大切です。クリニックでは無料のご相談も実施しています。お気軽にご相談ください。
女性の薄毛や
抜け毛の主要な原因
女性の場合、薄毛や抜け毛の原因は複数あり、加齢や出産からくる女性ホルモンの減少や変化、頭皮環境の悪化による、フケの繁殖、ヘアケア商品(シャンプー・トリートメント・ヘアダイ・パーマ)による頭皮のトラブルなどが大きな原因となっています。薄毛や抜け毛の原因について1つずつ解説していきます。
①女性ホルモンバランスの乱れ

女性らしさをつくる女性ホルモンの一つ「エストロゲン」は、毛の成長にも大きく関わっています。加齢でエストロゲンが減ったり産後や生活習慣からホルモンバランスが崩れたりすると、毛の【成長期】が短くなり脱毛しやすくなります。
女性ホルモンが原因となる脱毛症
②ストレス/血流の低下

ヒトの体は、強いストレスを感じ自律神経が乱れると血流が悪くなります。そうすると頭皮に栄養がいき届かず、毛がしっかり成長できなくなるのです。この自律神経の乱れは、ホルモンバランスにも影響します。また、ストレスがかかると、髪の発育にかかわる栄養素「亜鉛」がたくさん消費されることがわかっています。強いストレスは、髪に多方面からダメージを与えてしまうのです。
ストレス/血流の低下が原因となる脱毛症
③偏った食事・ムリなダイエット

髪は、命にかかわる臓器などとくらべると後回しにされがちな部分。そのため栄養不足になりやすいとされています。しかし、髪の変化や悪化は身体のSEOSでもあります。偏った食事・ムリなダイエットをすると、毛が十分に成長できません。また栄養の偏りは、髪の発育をジャマするだけでなく体全体のホルモンバランスも崩してしまいます。
偏った食事・ムリなダイエットが原因となる脱毛症
④頭皮環境の悪化

頭皮に悪影響をあたえるヘアケアを続けることで頭皮の環境が悪くなり、脱毛につながりやすいと考えられています。場合によっては、皮脂が増加しフケが大量に発生した結果、頭皮に炎症が起きることもあります。頭皮環境の悪化を招く具体例をあげていきます。
- ●髪の洗い方によるトラブル
-
- 数日に1度しか洗わない
- 1日に何回も洗う
- メーカーの推奨を過度に超えた量のシャンプーを使う
- すすぎが雑(コンディショナー・リンスが頭皮に残る)
- ●シャンプーやトリートメントによるトラブル
-
乾燥気味の頭皮であるにも関わらず、強い洗浄力のシャンプー
(石油系の高級アルコールシャンプーなど)を使い、頭皮の皮脂を落としすぎる
- ●カラーリング・パーマによるトラブル
- 頻繁にカラーリング、パーマをする
頭皮環境の悪化が原因となる脱毛症
物理的な負荷によるダメージ

ポニーテールやエクステンションなどヘアスタイルによって髪に物理的な力が加わり、引っ張られることが薄毛の原因になることがあります。牽引(けんいん)された状態が長く続くことによって頭皮へのダメージが蓄積し、血行不良を引き起こすともいわれています。
物理的なダメージが原因となる脱毛症
日常に潜む抜け毛・
薄毛の原因を見直しましょう
薄毛に悩みを持っているにも関わらず、意外とできていないのが、生活習慣の見直しです。飲酒・睡眠不足・喫煙・食生活の偏りの他、以下にもに注意しましょう。日常生活の見直しで、薄毛はある程度予防できます。
おしゃれに伴う髪の毛の犠牲
- 前述しましたが、過剰なパーマやカラーリング、縮毛矯正などは髪や頭皮へのダメージにつながり、薄毛の原因になりえます。
- いつも同じ部位で分け目を作る、同じ部分できつく結ぶ…なども、髪や頭皮に物理的負荷がかかり、牽引性脱毛症を誘発します。
紫外線
- 日傘や帽子をこまめに使用し、特に長い時間、頭皮が紫外線にさらされる場合には、頭皮用日焼け止めスプレーなどで対処しましょう。
ゴースト血管の改善
加齢変化の中に、ゴースト血管と呼ばれるものがあります。老化の指標として、酸化という言葉を聞かれることがあるかと思いますが、細胞が錆び付くという現象です。それに対しゴースト血管は、糖化と呼ばれる現象です。細胞が焦げ付く現象のことを言います。それにより毛細血管が傷んで、血流や代謝が悪くなります。血流や代謝が悪くなることで、薄毛が進行してしまいますので解消が必要です。
ゴースト血管の改善・対策
- 血液の質を上げる:血液をサラサラにするよう意識しましょう
- 何をいつどう食べるかを見直す:夜遅くに高カロリーな食事をするのは避けましょう
- 血管をしなやかにする:有酸素運動で細かい血管を鍛えましょう
- 自律神経のバランスを保つ
- 血流をアップする
- 下半身を鍛えて血流を上げる:有酸素運動で下半身の血管を鍛えましょう
- 血管に刺激を与える
- ぐっすり眠って血管を修復する
- TIE2(タイツー)※を活性化する
- TIE2(タイツー):血管内皮細胞に発現する分子。毛細血管の壁細胞からはAng1(アンジオポエチン1)という分子が分泌されていて、これがTie 2を活性化させ血管内皮細胞同士の接着を誘導し、血管力を上げる。ところが加齢とともにAng1が分泌されにくくなり、さらに高血糖による酸化ストレスなどでTie2が活性化されなくなる。
規則正しく健康的な生活を心がけるようにしましょう。
女性の薄毛にお悩みの方へ
女性にとって髪の毛は美しさを保つために大きな部分を占めます。そのため、薄毛に悩まされて、ご自分の髪にコンプレックスを抱えてしまう日々はとてもストレスになってしまいますし、自信を失ってしまうことも多いと思います。
ご自身で悩むよりも現状を正確に把握する意味、あるいは治療する必要があれば治療する。前向きにどんなことができるか知る意味でも気軽にクリニックへご来院ください。無料でのご相談も受け付けております。
30秒でわかる!
クレアージュの紹介動画
女性が薄毛治療に踏み出すには抵抗を感じる方が多いと思います。多くの場合、ヘアスタイルでの工夫や市販の育毛剤を試すなど、様々な対策を講じても効果が得られず、最終的にクリニックを受診される方がほとんどです。しかし、様々なセルフケアの方法を試すことも大切ですが、医療機関で専門家の意見を聞くことも重要です。
ご自身の薄毛症状を客観的に評価してもらうことで、気にしすぎている部分や、逆に治療で改善できる部分が見つかることもあります。また、カウンセリングや診察を受けることで、薄毛の症状を受け止め、必要な治療を受けることで改善が見込める場合もあります。あまり構えずに、是非、専門家の意見を聞くつもりで気軽にクリニックへお越しいただければと思います。